小さな会社のIT担当者のためのブログ

職場で役立つ各種ツールをご紹介

NTTの無償リモートワーク「シン・テレワークシステム」のご紹介

 コロナやインフルエンザなど、まだまだリモートワークの需要は高い状態が続いています。どのサービスを利用すれば簡単で安価に、リモートワークができるか探して、NTT 東日本 - IPA 「シン・テレワークシステム」に辿り着きました。

 2020年4月に公開され、2023年1月現在も無償で利用できる状態が続いています。

NTT東日本-IPA「シン・テレワークシステム」

NTT東日本-IPA「シン・テレワークシステム」

 

 このシステムを使えば、インターネットが接続されているパソコンさえあれば、離れたところから職場のパソコンを操作できます。

 

 

「シン・テレワークシステム」のメリット

  • 無償で利用できる!(ただし期間限定)
    コロナ禍での実証実験としてスタートしたシステムですので、いつまで無償で利用できるかは、まだ公開されていません。(2023.1時点)

  • ワンパス設定などもあり、セキュリティも安心
    NTT東日本独立行政法人情報処理推進機構IPA)によるシステムというところも安心できます。

 

 

 

「シン・テレワークシステム」のダウンロード

 

 システムには、サーバー(操作される側。共有機能有効版と無効版)クライアント(操作する側)があります。

 ※セキュリティ上の理由により、ファイル持ち出しができないようにするためには、「有機能無効版」をインストールします。

シン・テレワークシステムのバージョン

シン・テレワークシステムのバージョン

 公式サイトのダウンロードページからダウンロードできます。

 ↓↓↓ダウンロードはこちら↓↓↓ 

telework.cyber.ipa.go.jp

 

 

「シン・テレワークシステム」のインストール・設定

 インストール時に、サーバーかクライアントのどちらをインストールするか選びます。

「シン・テレワークシステム」のインストール

「シン・テレワークシステム」のインストール

 

 まずは、操作される側のパソコンに「サーバー」をインストールし、パスワードを設定します。

「シン・テレワークシステム」のサーバーの設定

「シン・テレワークシステム」のサーバーの設定

 

 右上の「ワンタイムパスワード機能の設定」をしておくと、さらに安心です!

ワンタイムパスワードの送信先の設定

ワンタイムパスワード送信先の設定

 

 続いて、サーバー側の「コンピュータ ID」の欄に、わかりやすいIDを指定します。(※英数字およびハイフン)

サーバーの設定

サーバーの設定

 

 以上で、サーバー(操作される側)の設定は終わりです。

 

 

 続いて、操作する側のパソコンに「クライアント」をインストールします。

 

 インストール後、クライアントを起動して、「接続先コンピュータ ID」欄に、上記でサーバー側に設定したコンピュータ IDを入力し、「接続」をクリックすればOKです。

クライアントの画面

クライアントの画面



注意点

  • サーバー側の電源が入っていて、ログイン後の状態であり、スリープ状態ではないことが条件となります。
    詳しく設定できれば、「Wake on LAN」機能で、電源を入れることもできるようですが、説明は割愛します。

  • インストール不要で、ブラウザから利用できる「Web クライアント」版もありますが、個人的にはインストールした方が、接続が安定する気がします。

  • 動作環境や注意点を公式サイトでよくご覧いただき、利用の判断はあくまで自己責任となります。

 

公式サイト